基本出不精な私ですが、毎年冬には温泉にこもりに行きます。今年は箱根(東京在住なのになんと初めて) に行って来まして、なんだか素敵なお宿だったので記事に残しておきます。観光はあまりしていません(笑)
ガラスの森美術館
本当はポーラ美術館に行く予定だったのですが、リサーチ不足で休業中…。とても楽しみにしていたので本当に残念でした。意気消沈しながらとりあえず(ごめんなさい)近くにあったガラスの森美術館へ。
一応写真も撮ってみた。美術館…?という感じだったのでさら~っとみて終わりました。ずっとテーマソングが流れていて地方の遊園地感がすごい。
箱根ラリック美術館
ポーラ美術館並みに楽しみにしていたラリック美術館へ。アール・ヌーヴォー時代を支えた工芸家・宝飾デザイナーのルネ・ラリック作品を展示している美術館です。
2020/1/28まで企画展でミュシャも展示されています。館内は全て撮影不可でしたが、ミュシャの作品をモチーフにした華道家の方のお花も並んで展示されており、「どこの界隈もオタクがやることは一緒だ…」と謎の感動をしました。
常設展も企画展もほぼ独占状態。香水瓶やアクセサリー、室内装飾など、今見ても素敵な作品が多かったです。
ラリック美術館内のオリエント急行カフェ「LE TRAIN」
絶対にここでお茶をしようと決めていたオリエント急行。1時間おきの整理券制ですが、こちらも楽々乗車。平日だったこともあり私が行った回は2組しかいませんでした…(笑)
オリエント急行に関する映像を見た後社内へ。
当時の車両・内装をそのままにしたカフェです。落ち着いたダークな色の木材と、素敵な柄の椅子と絨毯が上質な雰囲気。全て実際の物だそうです。すごい。
立ち入り禁止の個室もあり、「これは殺人事件が起きるやつ…」という雰囲気が楽しい。
カフェメニューは好きなドリンク(ポットで提供されました)とこの日は林檎のパウンドケーキ。かなりしっとりめで思った以上に美味しかったです。
ただ、1回あたり40分で退室になるので、紅茶は飲みきれませんでした。カップ3杯分以上あったような…。
ラリックがこだわったという壁面のガラス細工。ガラスの後ろが鏡面に磨き上げられていて光の反射が綺麗でした。
強羅温泉 雪月花別邸「翠雲」
おこもり旅のメインイベントであるお宿へ。気合いを入れて最速の15時チェックイン。2017年12月開業とのことで、とっても綺麗で清潔な建物です。館内は全て畳張りでぽかぽか温かいので、裸足で歩くのが気持ちいい!
宿を決めるときに気に入ったポイントは、「部屋風呂付き」「常時酒類(生ビールも…!)飲み放題」「朝食がバイキングではなくボリュームたっぷり」「茶器(コーヒー)が充実している」という4点です。大人ドリンクバーがあるおこもりに最適なお宿…。
ブログに書くことを考慮していなかったので部屋の写真がなく…(笑)公式写真にて失礼します。写真よりもずっと広くて走り回れました。手前にもう一部屋寝室があってびっくり。バルコニーの隣には各部屋に露天風呂付です…!
お部屋でまったりお茶を飲んだり色浴衣を選んだりした後は大浴場へ。
大浴場の中も畳張りで驚きました。内風呂1、露天風呂2、露天打たせ湯1、サウナ1、水風呂1。サウナはかなりのドライサウナで、温度計は90℃ながらあまり暑く感じませんでした。ドライすぎて顔がカピカピになる。女湯はサウナに入る人が少ないのだろうか、水風呂はキンッキン。一応整い椅子もありました。(ここだけやたら細かいレポート)
夕食
夕食は個室での懐石料理。メインを含む3品は選択肢から選ぶことができます。魚介系の料理が多かったので、メインはすき焼きに。お肉はもちろん、お肉をつける卵が温泉卵の黄身をこしたものにお出汁が加わっていてとろけました…。
お酒は迷わず日本酒飲み比べ3合。結構な量があって、2人で3合で十分でした。
貸し切り露天風呂3種
夕食後は貸し切り露天風呂へ。使用中は案内板にライトがつくので、ついていなければいつでも入ってOK。予約不要で気軽に利用できて良かったです。
夜と朝の2回入りましたが、それぞれのお風呂が全く違った雰囲気でお得な気分。空が広くて明るい月を眺められました。
お部屋の露天風呂はこんな感じ。ヒノキの良い香りで癒されます。ここでビールを飲んだのが最高すぎました…。
そしてお部屋にはコーヒーセットが。ティーバッグやインスタントではなく、豆から挽くためのセットがずらり!しかも全てKalita製でテンションがあがりました。早起きしてコリコリ豆を挽く至高の時間…。
バルコニーでコーヒーを淹れて、十二国記をお供にゆっくりしました。肌寒くなったら隣の露天風呂を足湯代わりに…(笑)
朝食
楽しみにしていた朝食。ご覧の通りの豪華さ…!朝定食に三段重、左下に見切れているのは席で仕上げるお豆腐です。バイキング形式ではなくゆっくり食べたかったので御膳がベスト。
洋食も選べるので、そちらも気になります。
朝食後はチェックアウトギリギリまで貸し切り露天やお部屋でだらだらして、名残惜しくも出発。スタッフさんはお若い方が多く、みなさんとても気持ちの良い接客をして下さいました。
大涌谷
2日目は全くのノープラン。せっかく天気が良いし車で来てるし、山にでも登るか~と大涌谷へ。
芦ノ湖と富士山を一望。抜けるような青空なのに寒くて風がものすごく強くて、耳が取れそうでした。20分ほどで車に退散。
手打ちそば 彦(げん)
朝食がボリュームたっぷりだったのであまりお腹が空かないね~と言いながらしっかり昼食。箱根のお蕎麦屋さんを調べて駅からそこそこ遠いところ(土曜でも電車の人が来なそうなところ)に行きました(笑)
もりそばは麺だけでなくつゆもキリっと醤油味で美味しい。鴨汁そばが有名らしく、そちらもとても美味しかったです。
帰りはドライブしながらのんびり箱根旅は終了。もう一泊したくなったくらい居心地が良かったです。